集中して決勝に挑む山岸佳太 ~京王閣競輪場~

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山岸佳太
今年初戦の高松以来のVを狙う
地元の朝倉さんとワンツーを目指す

 16日から京王閣競輪場で開催されているFⅠナイターは、17日に2日目の競走が行われ、メインレースの12レースS級準決勝では山岸佳太(茨城・107期)が後方から仕掛け打鐘で叩いて先制。そのまま逃げ切って決勝進出を決めた。

 レース後の山岸は「行くところは決めていたから冷静になれました。駆けた方がいいと思って。まくられたら練習すればいいだけだから」と腹をくくっていた。初日特選では7着だったが、「日に日に軽くなると思う」と話していたことも間違っていなかったようだ。

 近況の山岸は「走りっぱなし」と言うように、そこまで長い期間で休む所はなかった。それだけに「競走に集中して」と自分に言い聞かせるのだろう。

 決勝に話が及ぶと「(準決で番手だった)朝倉(佳弘・90期・東京)さんと、またワンツーを」と話す。地元の朝倉に再度任されたことにも責任感があるのだろう。

 山岸は自力で戦うが、最後に野暮なことだと思うが一応、聞いてみた。
 東日本で機動型だが単騎の新村穣(119期・神奈川)に付く選択肢はなかったのか?
山岸はこう答える。「ないです。同じ地区ならとは思いますけど。そうでないので」。

 山岸の次開催は約3週間後になるが、地元戦の取手。今開催、自力で優勝を決め次回の地元戦につなげたい。

 

木村貴宏記者

2025年2月17日 22時44分

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