好感触つかんだ久田裕也 ~松戸競輪場~

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久田裕也
自信を取り戻し準決に挑む
サドルを上げて自転車が流れた

 松戸競輪場は10日からFⅠナイター開催が行われ、第10レースでは久田裕也(徳島・117期)が先行。番手を回る山形一気(徳島・96期)を振り切り逃げ切った。

 久田は初日のレースの振り返りを話すとこんなことを言った。
「セッティングで迷っていた部分があったんです」。
久田は今年の2月伊東でS級初Vを決めたが、4月の川崎記念で人さし指を負傷。そこから成績は一息の感があった。
前検日には「乗り方を色々試している」と話していたが、初日の逃げ切りには訳があった。
「サドルを上げたら自転車が流れました。もう自転車はいじらずでいきます」。

 今年の4月にはダービー出走も経験。前検日は「またその舞台で走りたいと思った。それには自力の脚力をもっとつけないと」と話していたが、
初日の競走で少し自信が付いたようだ。

 準決はメインの12レース。激戦は必至だが「いけると思います」と言い切り、表情も晴れやかに見えた。久々の決勝進出があってもおかしくはないだろう。

木村貴宏記者

2024年6月10日 23時49分

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