今期A級降級も約5カ月でS級復帰

　4月25日から別府競輪場で行われているミッドナイト開催で立部楓真(佐賀・115期)が完全V。これで立部は4月平塚、熊本に続いての3連続完全Vを達成。S級特別昇級を達成した。

　レースは小笠原光(岩手・117期)が前受け。4番手から赤板で上昇した立部は小笠原に突っ張られたが、態勢を立て直してから打鐘2センターから仕掛けスパート。
小笠原はまくり返すが、立部後位で車間を空けていた佐々木翔一(佐賀・93期)が援護し、立部がそのまま逃げ切った。

　立部は優勝者インタビューでは「嬉しいですけど、(4月10日から開催していた地元の)武雄記念の前に特進するのが目標だったのでちょっと悔しい」。それでも、今期からのS降りで約5カ月でのS級復帰は相当の力がないとできないだろう。
今後の目標については「S級1班を目指します」と話すが、一昨年の8月には和歌山GⅢでは決勝に進出。本来の力を出し切れれば単なるS級定着には終わらないだろう。今後の立部の活躍に期待したい。

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  立部楓真 選手佐賀・115期