高木真備が立川で引退報告 ~立川競輪~

photo-42406
高木真備
花束を手に最後の写真撮影
photo-42407
思い出の地元バンクで感謝のラストラン
地元バンクでラストラン

 4日(水)に立川競輪場で、先日引退を発表していた高木真備(東京・106期)の引退セレモニーが行われた。

 4R終了後にはラストランが行われ、現役時代と同じユニフォーム姿で登場した高木は、トレードマークのピンクのフレームにまたがり、約2000人以上詰めかけたファンの前で声援に応えながらバンクを3周半駆け抜けた。スーツに着替えて花束を受け取った高木はインタビューに応え「8年間ありがとうございました。選手になれてよかった。最高の競輪人生でした」とファンに直接感謝の言葉を述べた。
 その後、引退会見も開かれ、改めて報道陣の前で取材に応じた。
 「(ラストランは)たくさんのお客さんが名前を呼んでくれて、あんな経験ができて楽しかった。選手になれてよかったなって改めて思いました。あの光景を目に焼き付けました。大勢に囲まれて喋ったり、自転車に乗ったりするのはこれが最後だと思います。宝物になるような経験ができました」
 今後は保護犬や、保護猫を支援していく活動に注力していくという。
 「施設に行ったりして、保護犬と保護猫について勉強しています。勉強していくにつれて、ペットを捨てたりする人たちがいるっていう問題があることも分かってきた。保護犬や、保護猫になるもっと前の段階からやれることがあるんだと思っています。具体的にやれることが明確になったら、また記事や、SNSで報告させていただきたいです」
 デビューから8年間、地元バンクとして過ごした立川のファンに別れを告げ、競輪とは全く違う「知らなかった世界」に、また挑戦し続ける。

熊谷洋祐記者

2022年5月4日 18時17分

開催情報

ページトップへ