ガールズドリームレースは佐藤水菜が初制覇 ~西武園競輪場~

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佐藤水菜
ガールズドリームレースを初制覇。笑顔で表彰台に立つ
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佐藤が赤いユニフォーム(3番車)をまとい、大外を勢いよく進んだ
ガールズケイリンフェスティバルに続きビッグ連覇

 8月11日(木)に、西武園競輪場で行われた第65回オールスター競輪3日目のメイン11レースとなった『ガールズドリームレース』を佐藤水菜(神奈川・114期)が制した。
 打鐘4コーナーから太田りゆが仕掛けていくと、後続を大きく引き離す。追いかけた児玉碧衣は最終バックから徐々に太田との距離を詰めて、4コーナーではまくり切るも、後方からまくり上げていた佐藤が短い直線で大外を勢いよく突き抜けた。
 「(初手は)児玉さんの前に出たかったがダメで、素直に後ろから攻めようと。りゆさんがちょっと長めのまくりで、児玉さんがそれにスピードがもらっていく上をいこうと思っていた。想定外だったのはバックが向かい風だったこと。ツイてないなぁって。発走機に立った時は風がなかったので、(バックのところは)我慢比べでした。向かい風を受けないように、人の後ろを回って2センターは外側が伸びると思って外を最後まで気を抜かずに踏みました」

 佐藤はこれでガールズケイリンフェスティバルに続いて、ビッグレースを連覇。「(今年)コレクションは宇都宮で2着が悔しくて、国内戦は全部絶対勝ってやろうと。(勝てたことは)自信になりました」と今年最初のビッグレースでの結果をバネに、しっかりと結果で応えてみせた。
 佐藤はナショナルチームの一員として競技でも活躍。競技中心の生活を送っているため、今後のガールズケイリンの出走は未定。「(グランプリは)賞金では出れないのは想定内なので、今は与えられた仕事で1着を取って恩返しをすることだと。ガールズケイリンはお客さんがいて走れるので、自分のためよりお客さんのために走りたい。それが仕事だと思っています」と少ない出走機会のなかで、ファンへ貢献し続けることを誓った。

角田祐馬記者

2022年8月11日 22時29分

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