佐藤水菜が初代オールガールズクラシック女王に輝く ~松戸競輪場~

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佐藤水菜
賞金ボードを掲げ、写真撮影に応える
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佐藤水菜
降りしきる雨をきりさくようなまくりでゴール線を一番に通過した3番車の佐藤選手
年末のガールズグランプリ出場も決めた

 10月4日(水)に松戸競輪場で「オールガールズクラシック」の決勝戦が行われ、佐藤水菜(神奈川・114期)が雨をきりさくような鋭いまくりで初のG1タイトルを獲得した。

 レースは5番手の児玉碧衣が赤板過ぎにスパートして、前受けからスピードを上げる前の尾方真生を打鐘過ぎに一気に叩いて主導権。ホーム線を目掛けて太田りゆが5番手から反撃を開始。佐藤は太田をおいかけつつも、太田が2コーナーで止まるとその上をスピードに乗せてまくり上げる。逃げる児玉との距離をみるみると詰めると、最終2センターでは捕らえて、そのままゴール線を切った。

 「新しいG1を取ったら絶対名前が残るし、後世に自分の名前が残ればと思っていたので嬉しいです。ただ優勝にこだわり過ぎても良くないので取れたらいいなと。1周半いくつもりでいて、前が自分を見てけん制していたので、タイミングはくるだろうなと見ていました。レースは覚えてなくて、外行ったときに伸びるよりも止まっている選手が見えて、それに合わないようにと。とにかく前に前にの競走でした。(優勝の確信は)4コーナーの下りで、下り切る前にヨコの選手がいなくなったので。あとは後ろから差されないように集中して走りました。(ガールズグランプリ出場が決まり)ティアラカップが次のレースに自動で進める試せるレースっていうのをみて、自分も(競輪祭で)試してみたいことを前向きにできると、やれる戦法を試したいなと思います。これからもメインは競技になるけど、現状で満足するとおわりなので。危機感を持っていきたいです」

角田祐馬記者

2023年10月4日 22時10分

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