佐藤水が超速を発揮
2021、2022と2年連続で世界選手権のケイリンで、銀メダルを獲得している佐藤水菜は、ワールドクラスのスピードを持つトップレーサー。オールガールズクラシックは3連勝、女子王座戦は1❷着とやはり国内では力が違う。好スパートしてガールズグランプリ初Vを達成し、無念の落車(再入5着)に終わった昨年のうっぷんを晴らす。
ガールズグランプリの実績なら児玉碧衣が一番だ。18~20を3連覇している。ただ、腰痛の影響や競走期間が空いた影響で最近の成績はやや物足りないのは気がかりだ。女子王座戦はよもやの予選敗退、普通開催でも時おり予選で不覚を取っている。ベストの状態なら4V目をゲットしてもおかしくない。
女子王座戦で佐藤を撃破して初代女王に輝いた梅川風子の一発にも魅力を感じる。女子王座戦の予選はまくり勝ち、準決では逃げ切っていて、勝ち上がり戦から力強い走りを披露していた。うまくレースの流れに乗れれば怖い。
今年はガールズケイリンコレクション平塚ステージ、ガールズケイリンフェスティバルで優勝と、飛躍を遂げた久米詩も侮れない。レース巧者ぶりを発揮なら上位進出も望める。
オールガールズクラシックではオール2着の準Vと健闘した吉川美穂、今年は18V含み65勝と勝ち星を量産した坂口楓華にも注意したい。尾方真生も今年はキャリアハイの白星、Vラッシュ。そろそろビッグレースでもその実力を発揮したい。