木村佑来が堂々と逃げ切る ~TIPSTAR DOME CHIBA~

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木村佑来
先行力を誇示
手応えをつかむ

 11月20日(日)にTIPSTAR DOME CHIBAで「PIST6 Championship 2022-23」フォースクォーター ラウンド1の一次予選が行われた。2Rには木村佑来が出走し、豪快なロングスパートで他を圧倒して白星発進を決めた。
 
 レースは残り5周を過ぎた辺りで1コースの伊勢崎彰大が6コースの石塚慶一郎の後ろにワープした。残り3周を過ぎてペーサーが退避しても各選手の動きはなくスローペースになった。見かねた木村は残り2周半からスパートを開始。そのまま先頭に踊り出ると一本棒のまま残り半周を迎えて、最後は後位から迫る山本健也を振り切って先頭でゴール板を駆け抜けた。

 今回は西武園F2の落車明けの参戦となったが、状態面は問題なく前検日からやる気十分だった。
 「擦過傷ぐらいだったし、、落車の影響は問題ない。調子も一番悪い時の状態は脱したし上向いている。来期からS級だし、積極的に走って決勝を目指したい」

 レースでは有言実行を果たして、力強い先行策で逃げ切りを決めた。
 「後ろが行く感じじゃなかったし、自分が早めに行こうと思った。ペースで踏んで残り1周は目一杯踏んだ。最初の頃に比べてだいぶ巧く走れるようになってきたし、すんなり出れば2周半ぐらいは行ける感じ。(ピスト6)はギアもかかっているし、先行した方が気持ち的にも楽な部分がある」と持ち味を存分に発揮して、確かな手応えをつかんでいた。

 今回が3回目のピスト6参戦で伸び代は十分な木村。今シリーズのダークホースとして、二次予選も力強い逃げ切りを披露だ。

髙野航記者

2022年11月20日 15時23分

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