タイトルホルダーを撃破

　4月7日にTIPSTAR DOME CHIBAでPIST6 2023ラウンド1の1次予選が行われた。1Rには木村佑来が出走し、タイトルホルダーの徳田匠をまくって白星スタートを切った。
　
　レースは残り3周半で徳田が進出を始めて、残り2周半で金山栄治を押さえて先頭に立った。そのまま先行体勢に入りペースを上げていき、木村は残り1周半で6番手からスパートを開始。残り半周で逃げる徳田を捕らえると後続を突き放し、先頭でゴール線を駆け抜けた。

　「徳田さんが流したところを行こうと思ったけど、前が結構踏んでいたから頭を切り替えてまくりに構えた。踏み出しは悪くなかったけど、出切るのに時間がかかったしそこは課題が残る。基本は先行を意識しているし、次は早めに仕掛けられるように」

　3月はあっせんをしない処置により出走機会はなかったが「あっせんが止まっていたけど、その分しっかり練習はできたしその成果を出せるように。カーボンフレームにも乗っていたし、重めのギアでも練習していた」と一段とパワーアップして250バンクにカムバック。若さあふれる走りで強豪を撃破し、初のタイトル獲得を目指す。

• 選手詳細データ

• 
  木村佑来 選手宮城・119期