持ち味を発揮

　2月25日（土）にTIPSTAR DOME CHIBAで「PIST6 Championship 2022-23」エクストラステージ ラウンド4の1次予選が行われた。1Rには木村佑来が出走し、2周先行で堂々の押し切りを決めた。
　
　レースは残り3周を過ぎてペーサーが退避すると、6コースの三好恵一郎がインを切った。木村はその動きを追うと、残り2周前に先頭に立って後続を突き放す。その後は後方から仕掛けてきた戸田洋平を合わせ切って、そのまま先頭でゴール線を駆け抜けた。

　前回のフォースクォーター PIST6カップ1では初の優出を決めてきっかけをつかみ、今節も自慢の先行力を発揮して好内容のレースを披露した。
　「出切ってから後ろとの距離が空いていたので、一旦ペースで踏んで残り1周から全力で踏もうと思っていた。戸田さんを合わせ切れたけど、たまたま全てがうまくいっただけで、まだペース配分とかの課題はある。（現行競輪では）S級に昇級してまだ一回しか勝てていないけど、積極的なレースはできているので脚力が付いてきているのかも。2次予選もしっかりタイミングを逃さずに仕掛けたい」
　
　今期は初のS級に昇級し上位戦で揉まれてさらなる進化を遂げている。徹底先行の競走スタイルで成長の一途を辿っており、今節も持ち味の積極策で虎視眈々と初Vを狙う。

• 選手詳細データ

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  木村佑来 選手宮城・119期