前回の雪辱を誓う

　8月1日にTIPSTAR DOME CHIBAでPIST6 2023ラウンド15の1次予選が行われた。5Rには地元の荒川仁が出走し、鋭いまくりを決めて白星スタートを切った。
　
　レースは残り3周を過ぎても各選手の動きはなく、残り2周半で2コースの宮崎一彰が及川裕奨を押さえて先行態勢に入る。その動きを追走した守谷陽介が宮崎を叩くと、残り1周からはまくる真船圭一郎と壮絶な踏み合いになる。荒川は前団の動きを冷静に見極めて、両者の踏み合いを大外から豪快にまくり切った。　
　「自分が行こうと思ったタイミングで前が進んでいる感じだったし、仕掛けるタイミングを失った。前の煽りを受けて大きく反応してしまったけど、前半に脚を溜めていたぶん捕らえ切れる感じはあった。今節は練習もしっかりやってこれたし、状態も前回よりはいいです。今回は千葉の選手も多いし、皆で決勝に上がりたい。前回は準決勝で負けてしまったので、そのリベンジをしたい」

　前回は準決勝3着と初めて決勝進出を逃し涙を飲んだ。今シリーズはデキが良さそうで、初Vへ向けて巻き返しの狼煙を上げる。

• 選手詳細データ

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  荒川仁 選手千葉・121期