巧みな立ち回りで白星つかむ

　11月16日にTIPSTAR DOME CHIBAでPIST6 2023ラウンド26の1次予選が行われた。6Rには優勝候補の荒川仁が出走し、2番手確保から抜け出して白星発進を決めた。
　
　レースは残り3周でペーサーが退避しても各選手の動きはなく、残り2周半で4コースの神田龍が進出を開始し、残り2周で先頭に立つとそのまま先行態勢に入る。1コースの荒川はその仕掛けに飛び付き2番手を確保。好位で脚を溜めると、残り半周で車を外に持ち出し、ゴール前で逃げる神田を差し切った。

　「1コースだったけど、作戦は何も考えていなかった。もう少し早く誰か来ると思っていたので、ちょうど駆けようと思っていたタイミングで、神田さんが来たので合わせて踏んで番手にハマった。ギアを下げたせいか思ったより自転車が進まなかったので、ナイトはギアを上げるか考えてみる。練習の疲労も抜けていたし、徐々に上向くと思う」
　
　アマチュア時代にはナショナルチームにも在籍していた好素材。今シリーズは優勝候補の筆頭格として臨み、連続Vへ向けて2次予選も自慢の快速を見せつける。

• 選手詳細データ

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  荒川仁 選手千葉・121期