ラインの力で松浦悠士が勝利者に!! ~福井競輪場~

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松浦悠士
優勝カップを手にガッツポーズ
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ゴール線で目一杯ハンドルを投げる7番車・松浦悠士
グランプリ出場へ大きく前進

 福井競輪場で開催された『第4回ウィナーズカップ』は3月29日(日)に決勝戦が行われた。優勝したのは松浦悠士(広島・98期)。渾身の番手まくりで、昨年の競輪祭以来、2度目のビッグレースを制した。
 
 レースは、初手4番手の清水裕友が赤板2コーナーから仕掛け主導権を奪取。最終ホームでは隊列が一本棒となり、番手の松浦悠士が徐々に車間を空け、別線をけん制。高橋晋也が猛然とまくり上げ迫ってくると、松浦が番手まくりを敢行し後続を振り切った。
 「(優勝の要因は)ラインの力のおかげ。きつかったけど、何とか押し切れた。清水君が先行してくれたことと、高橋君が見えた時に自分が前に踏んで柏野(智典)さんがヨコに動いてくれたおかげ。本当にラインのおかげです。(無観客開催だったが)過去にミッドナイトも走ったことがあるので、モチベーションに影響はないが、お客さんの声援がないのは寂しい。清水君の番手はグランプリ以来だったけど、頼もしくて信頼できる背中だなって思いました」とラインを組んだ二人に感謝しながら、喜びを噛みしめていた。
 
 松浦は優勝賞金21,800,000円(副賞含む)を加算。3月29日現在の獲得賞金は39,096,000円で賞金ランキング2位に躍り出た。勢いある中四国地区の中心選手から今後もますます目が離せない。
 なお、次節は4月9日~12日の平塚記念に出走を予定している。

本吉慶司記者

2020年3月29日 17時50分

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