松浦悠士がオールスター制覇 ~名古屋競輪場~

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松浦悠士
表彰式で花束を手に記念撮影に応じる
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ゴール線めがけてハンドルを投げる③番車の松浦悠士
ラインの絆と技で魅せた

 第63回オールスター競輪決勝が16日に名古屋競輪場で行われ、松浦悠士(広島・98期)が優勝した。松浦は昨年の競輪祭に続いて通算2度目のタイトル奪取。2年連続のグランプリ出場権を手に入れた。

 レースは、打鐘から原田研太朗(徳島・98期)が一気に叩いて出る。後方でタイミングをうかがった脇本雄太(福井・94期)は、2センターからスパートして反撃に出るが、原田マークの松浦はこれを張りながら踏み込んで、最終2コーナーから両者でもがき合いに。脇本に出られそうになった松浦だったが、懸命に内で残して盛り返すと最終4コーナーで外の脇本を弾いてゴール線を1着で駆け抜けた。

 松浦は優勝後のインタビューで「まずは開催してくれた関係者に感謝したい」と関係者に感謝を述べた。「タイトルは常に欲しいと思っていたので嬉しいです。脇本さんもホームで仕掛けてきたけど、なんとか合わせられた。波を作って少しでも消耗してくれたかなって。出られてからも半周以上併走になったし、(脇本に)あたることでフォームも崩せるし、最後はひっかけようと。全てを使って勝てました」とラインの絆と自身の持つ全ての技を駆使して“競輪”を体現し、東京五輪代表でもある脇本を打ち破った。今後は「グランプリの優勝を目指してやっていきたい」と年末の大舞台で優勝することを目標にしていく。

【結果】
1着 3番松浦悠士(広島・98期)
2着 7番脇本雄太(福井・94期)
3着 1番古性優作(大阪・100期)
【2車単】
3-7 1940円
【3連単】
3-7-1 6210円

熊谷洋祐記者

2020年8月16日 16時34分

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