平原康多が早くも今年3V ~大垣競輪場~

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平原康多
優勝カップと花束を手に笑顔を見せる
繰り上がりでの優勝

 3月14日(日)、大垣競輪開設68周年記念『水都大垣杯』の決勝戦が行われた。優勝を懸けて直線では激しい攻防戦になり、1位入線した浅井康太(三重・90期)が失格。平原康多(埼玉・87期)が1着に繰り上がって優勝した。

 レースは赤板で上昇した郡司浩平(神奈川・99期)が誘導を下ろすと、打鐘で吉田拓矢(茨城・107期)が押さえて先頭へ。吉田は徐々にピッチを上げるが、単騎の上田尭弥(熊本・113期)が最終ホーム前から猛然とスパート。上田は吉田を1センターで捕らえると最終バックを先頭で通過。上田の動きを追った浅井康太が一番にゴール線を通過するも、決勝戦前で平原康多に対して外帯線の内側に入り、この動きで上田が落車したため、浅井は失格。吉田マークから切り替えて中のコースを踏んだ平原が2位入線から1着に繰り上がり激戦を制した。

 優勝した平原は「最後は必死に中を割ったので状況が分からなくて、僕が上田君を落車させたのかと思っていました。(最終2コーナー手前で浅井の後ろに切り替えてからは)バックで行く脚がなくて、直線勝負になったのが悔しいですね。スピードが合わなかったので厳しかったです。自分は(吉田)拓矢の頑張りに尽きるけど、浅井の失格での優勝なので歯切れが悪いというか。勝ち上がり戦はそれなりに自分なりに走れたけど、今日(決勝)は運が良かったですね」とレースを振り返った。 

本吉慶司記者

2021年3月14日 16時50分

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