松浦悠士が一番星に輝く ~函館競輪場~
圧巻の3場所連続V
函館競輪開設71周年記念『五稜郭杯争奪戦』は松浦悠士(広島・98期)が古性優作の先行をまくって優勝。GⅢの優勝は通算11度目、今年は年始の岸和田記念in和歌山の優勝から早くも6度目の優勝を達成した。
レースは青板バックで上昇した守澤太志が赤板で誘導を切ると、そのまま打鐘も先頭で通過し膠着状態。北勢を追った古性優作は2センターから仕掛けて4コーナーのくだりで一気に加速して主導権。この動きに反応した松浦悠士は、4番手を確保すると、すかさずに1センターで仕掛ける。村上義弘のけん制を乗り越えて直線で先頭に立ち力強く押し切った。
優勝した松浦は「野口さんが前を取ったので僕が先行するくらいの気持ちではいました。古性君の行く素振りが見えたので、打鐘くらいから踏む準備をしていた。行ったら4番手は取らないとと。そこから、すかさずに仕掛けられたので良かった」とレースを振り返った。
今シリーズはダービー優勝直後で注目も集めていた。「(ダービー優勝後だが)精神的には楽でした。ダービーを目標にしてやってきて、解放されたので、リラックスして臨めた」と気負いはなかった様子。「全部優勝する気持ちでは来ているが、3場所連続優勝はできすぎですね。(次走の全プロ記念は)広島で負けられないので優勝したい」と、次走は地元の広島開催となるだけに、早くも優勝に目標を定めている。
2021年5月18日 17時35分
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選手詳細データ
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松浦悠士 選手広島・98期