決勝メンバーが決定 ~久留米競輪場~

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吉本卓仁
初の記念優勝を地元で決められるか
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山田英明
地元を背に自力勝負で力を出し切る
地元の吉本卓仁が悲願達成へ

 久留米競輪開設72周年記念「第27回中野カップレース」(G3)は6月27日に3日目が行われた。準決勝3個レースが争われ、ファイナリスト9名が決まった。注目の並びは以下の通り。

①山田英明-⑥吉本卓仁

⑧門田凌-⑤香川雄介

⑨取鳥雄吾-④桑原大志

②岩本俊介

③稲川翔

⑦吉田拓矢

 地元の吉本卓仁(福岡・89期)は3日間、番手戦で勝ち上がった。決勝も同期の山田英明(佐賀・89期)を目標に悲願達成を狙う。
 「今回は周りに乗せてもらいました。本当にありがたいです。頑張ってきたご褒美ですかね。いままでは自分が久留米のメインで緊張したけど、今回はそうじゃないので、リラックスして臨めている。3年前(の地元記念)の決勝は(山崎)賢人の番手を回らせてもらって、プレッシャーがすごかった。あんなに緊張したのは初めて。あれで勝てなかったのが本当に悔しかった。何度も失敗を経験して、もう慣れてきました。山田さんが格上なんで、とりあえずしっかり付いていって、チャンスがあれば逃さないようにしたいです」

 山田英明は志願の前回り。誰よりも強い気持ちで決勝戦に臨む。
 「自分が九州のエースと言われているのに、役立たずで九州の記念を松浦(悠士)や清水(裕友)とか他地区の選手に獲られるのが本当に悔しかった。力不足で本当に歯がゆい。そういう思いでやっているし、今回はそれを払拭したいですね。チャレンジャー精神でしっかり組み立てて、(吉本)卓仁といい結果を出せればと思っています」

 九州の89期同期コンビが息の合った連係プレーで牙城を守るか。注目の決勝戦は29日の最終12レースで争われる。

笠原裕明記者

2021年6月28日 19時38分

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