広島記念が開幕! ~広島競輪場~

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松浦悠士
66周年大会以来の地元記念制覇へ挑む
主役はやっぱり松浦悠士

 9日から広島競輪開設69周年記念『ひろしまピースカップ』が開幕する。何といっても、主役は地元のS級S班、松浦悠士(広島・98期)だ。
 松浦は今年は玉野記念in広島と、全プロ記念競輪の2度地元を走ったが、その時はどちらも無観客開催だった。松浦にとっては待望の有観客開催となり、久々に地元ファンの前にその雄姿を披露する。
 「楽しみですね。プレッシャーは今のところ全くなくて、楽しみしかない。地元をずっと走りたくて、去年はF1でも走りたかった。あっせん希望を出したんですけど、希望が通らなかったので。お客さんには普段の練習の時にも声を掛けてもらえるし、レースでも1着を取って声援を浴びたい」
 地元の絶対エースとして、優勝の期待がかかるが、それは本人が一番感じている事だろう。その期待に応える為にも、ここまでに万全の準備をして備えてきた様子だ。
 「競輪祭からまた少しセッティングをいじって、競輪祭の時よりも良くなっていますね。昨日(前検前日に清水)裕友が広島バンクに来て一緒に練習しました。開催の直前だったし、軽めにしようと思っていたけど普通に5、6本モガきました。スピードも出ていたし、練習の感じが出れば間違いないと思います」
 ここを走り終えた先には、暮れのグランプリが待っている。
 「ここで仕上がったのを、さらに上げてグランプリに持っていきたい。走ることが壮行会みたいなものだと思って、頑張りたいですね」
 グランプリと同じくらい大事な大一番。真冬のバンクで、誰よりも熱い走りを魅せる。

熊谷洋祐記者

2021年12月8日 17時11分

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