地元ファンの声援に応えて松浦悠士が白星発進 ~広島競輪場~

photo-36038
松浦悠士
地元ファンの声援に応えて白星スタートを切った
photo-36039
町田太我
胸に〝ツッパリ先行〟と描かれたウエアを身にまとい見事に体現
確かな手応えを手に二次予選でも輝きを放つ

 12月9日(木)に初日を迎えた広島競輪開設69周年記念『ひろしまピースカップ』の初日特選12レースは断然の人気を背負った地元の松浦悠士(広島・98期)が別線の包囲網を突破して白星スタート。落車のアクシデントもあり手放しでは喜べない状況ながらも確かな手応えをつかんだ様子で、2019年4月以来となる有観客での地元戦で存在感をアピールした。
 「顔見せにいったときに声援が嬉しすぎて泣きそうになりましたね。ヤバかったです。今日のレースは前がいいなっていうのはあったんですけど、前から2番目でも野原君と一成さんが仕掛けるだろうから位置を取ってもいいかなって思いました。一成さんが駆ければ中団ですし、駆けなければ4コーナーから行こうと思っていました。ちょっとスピードが違ったので(守澤を)跳ねる感じになってしまいましたね。感触的に太ももに当たってしまったんだと思います。接触でスピードがダウンしたので休みましたけど、かなり出は良かったですね。そのまま行ければ良かったですけどね。事故レースで喜べないですけど、脚はバッチリです。2日目は気持ちよく勝ってお客さんの前で喜びを爆発させたいですね」
 
 予選メインの11レースをを務めた町田太我(広島・117期)は突っ張り先行で堂々の逃げ切り勝ち。昨年の大会と同様に決勝進出に向けてこれ以上ないスタートを切って会場を沸かせた。 
 「もがき合う覚悟で、突っ張り先行と決めていました。マイペースで駆けられて、いい感じで先行できた。(赤板過ぎ2コーナーで)ペースを上げたけど、後ろを見て緩めるよりも自分のペースにした方が良いと思って踏んだ。2周先行して(池田)良さんに差されていないので仕上がっていると思います。疲れは問題ないですし、刺激が入っていい感じになると思う」

 共に決勝進出が最低限のノルマとなる地元のエースとホープが2日目以降も地元のファンの声援に熱い走りで応える。

細川和輝記者

2021年12月9日 18時05分

開催情報

ページトップへ