並びが発表 ~グランプリ共同記者会見~

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松浦悠士
1番車を選択した松浦悠士から会見の画面に登場
地元地区の郡司浩には北日本勢、中国コンビは松浦悠が番手

 今年は3年ぶり2度目の静岡で。優勝賞金1億円超をかけた輪界最高峰の一発勝負「KEIRINグランプリ(GP)」が、12月30日に静岡競輪場で号砲が鳴らされる。21日に東京都港区のグランドプリンスホテル高輪で共同記者会見が行われた。昨年に続き新型コロナウイルス感染症の影響により、グランプリに出場を予定している9人と28日のガールズグランプリ7人は、東京、静岡ら6カ所からのリモートでの会見となった。
 静岡市の田辺信宏市長は「コロナ禍のなかで万全の準備を進めてまいりました。静岡競輪場は市民の皆さまに開かれた競輪場です。今回は(入場滞留人数が)5000人が上限になりますが、競輪界の発展に力添えをしてきたい」と、3年ぶりのグランプリ開催に力を込めた。
 1番車の児玉碧衣(福岡・108期)は、18年の静岡からガールズグランプリを3連覇して“絶対女王”に君臨している。今年は7月のガールズケイリンフェスティバルでは不振を極めたが、その後は静岡から負けなしの34連勝中。さらなる進化を見せて、静岡の舞台を迎える。
 「KEIRINグランプリ(GP)」では、まず3年連続での同乗となる中国勢の2人、松浦悠士(広島・98期)、清水裕友(山口・105期)の並びが発表され、「僕が(清水)裕友の番手がいいって言いました」と、番手が理想だった松浦が経緯を説明した。また、選考順位の上位から希望の車番が選択できる今回のグランプリで、松浦は選考1位。好きな車番を選べる松浦は「いまのルールになってからは、1番車がすごく有利な枠順なので1番車を選択した」と、最内の車番に迷いはなかったようだ。
 関東勢は吉田拓矢(茨城・107期)、宿口陽一(埼玉・91期)、平原康多(埼玉・87期)のラインで3車が結束した。「(グランプリは)平原さんの応援に行く場所だと思ってたので、まさか自分が出られるとは。(番手は)すごく緊張するけど頑張ります」と、宿口が初めてのグランプリで重責の番手を担う。
 地元、南関地区の郡司浩平(神奈川・99期)には佐藤慎太郎(福島・78期)、守澤太志(秋田・96期)の北日本の2人が固める。
 車番選択順位4番目の古性優作(大阪・100期)は、4番車を選んだ理由を「(初タイトルとなった)オールスターを優勝したのも4番車ですし、村上(義弘)さんが初めて(12年の京王閣で)グランプリを優勝したのも4番車だったのでいい数字だと思ってます」。古性は、尊敬してやまない村上と同じ4番車で、単騎で初のグランプリに挑む。

 12月30日のグランプリの並びは以下の通りです。

 ⑨清水裕友-①松浦悠士
 ⑦吉田拓矢-⑧宿口陽一-③平原康多
 ②郡司浩平-⑤佐藤慎太郎-⑥守澤太志
 ④古性優作

※並びに関しては、21日の共同会見でのものです。

竹内祥郎記者

2021年12月21日 16時45分

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