松浦悠士が記念連続V ~岐阜記念~

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松浦悠士
優勝カップを手にガッツポーズ
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会心のまくりで他を退けた
2日目のアクシデントを乗り越えて

 岐阜競輪開設73周年記念『長良川鵜飼カップ』は4日(日)に決勝戦が行われた。優勝は松浦悠士(広島・98期)。2日目のスタート直後に落車するアクシデントもあったが、それを乗り越えて今年4回目、通算17回目のG3優勝を飾った。

 関東勢が前を取り、松浦は3番手からレースを組み立てる。赤板で岩本俊介が上昇するが、眞杉匠がこれを突っ張る。間髪入れずに地元勢が打鍾前からカマして出ると、眞杉は番手に飛び付く。眞杉は山口拳矢に押し込まれて競り負けるも、平原のアシストを受けて3番手に入り直す。最終2コーナーから眞杉が再度仕掛けたとほぼ同時に、松浦もまくり上げる。松浦の抜群の加速に、平原康多も対応できない。志田の番手から出た山口と、眞杉の上をまとめてまくり切った松浦が、そのままゴール線を先頭で駆け抜けた。
 「(初手の位置取りは)絶対に後ろだなと思って出たら、誰も出なくてあれって思ったら平原さんの後ろが取れて。じゃあここがいいなと思って。眞杉君は周回中から突っ張ってからのレースだろうなと思っていたし、関東が中部勢を分断するっていうのも読みはしていました。眞杉君はかなり脚力を消耗していたし、仕掛けたタイミングで一緒に仕掛ければ、あとは乗り越えるだけだなと。すんなり越えたけど、ホームの向かい風がすごくて平原さんが見えたから焦った。(2日目に)アクシデントもあったので、余計にうれしいです」
 これで富山記念に続いて記念を連続優勝。次走の共同通信社杯に向けて、勢いは増すばかりだ。

熊谷洋祐記者

2022年9月4日 17時34分

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