名誉枠に選ばれた北井佑季がG1初出場で初勝利 ~高知競輪場~

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北井佑季
一次予選突破では満足せず2日目以降も持ち前の先行力を誇示
冷静に普段通りの心掛けてつかんだ勝利

 第38回全日本選抜競輪が2月23日に開幕。オープニングレースに登場した北井佑季(119期・神奈川)がG1初出場で初勝利を手にした。1レース1番車という期待枠に選ばれ、北井が率いる南関勢は人気にも押さえれており、大役を果たして存在感を示した。
 
 共同記者会見場に現れた北井は「まずは初めてのG1で、1レース、1番車で1着を取れて良かったなって」と喜びを噛みしめる。道中で野田源一にからまれる展開となってしまったが、焦ることはなく「普段通り、いつも通りのいい緊張感で走れたと思います」と冷静に力を出し切ることに徹して結果を出した。
 
「(初手は)4分戦だったのでいろいろな並びがあると思っていたんですけど、前受けも考えていました。(動き出しが)もしかしたら早かったのか、遅かったのかもしれないんですけど、ごちゃついてしまって。でも行こうと思ったタイミングでは行けた。僕自身、併走になってしまっていたので、出切った時には(後ろの岩本が)いないとわかったので、出切って、一回待ってからもう一回踏んでいく感じでした」とレースを振り返る。
  
 まだまだシリーズは幕を開けたばかり。気を引き締めて2日目以降に備える。
 「やっぱりG1なのでレベルも高いですし、相手の自力選手も強いので。まだレース映像は見ていないんですけど、しっかりと修正して2日目に臨めれば。より落ち着いて走れるように」

 普段は400バンクなら2周駆けで800メートルを踏み切っている北井。500バンクなら誘導員が退避する打鐘から750メートルを踏み切る覚悟でシリーズに臨んでおり、2日目以降も力強い走りに注目したい。 

細川和輝記者

2023年2月23日 11時33分

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