北井佑季が抜け出し初日特選を制す ~小田原競輪場~

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北井佑季
二次予選は本業の自力戦
地元カルテットが上位を独占

 8月24日(土)に小田原競輪場で開設75周年記念『北条早雲杯争奪戦』の初日が開催された。12Rの初日特選には地元勢が4車結束し出陣。先頭の松井宏佑が突っ張り先行を敢行すると、後位の北井佑季が脇本雄太をけん制し、3番手の郡司浩平がまくる佐藤慎太郎を止めて好連係を見せた。4番手の和田真久留も終始内をびっちり締める隠れた好アシストを披露し、それぞれがしっかり仕事をこなして地元勢で上位4着までを独占した。

 番手から抜け出し白星スタートを決めた北井は「(赤板で脇本が仕掛けてきたところは)松井さんと程よい車間を空けて、33バンクの特徴を生かしながら、うまくできたかなと思います。普段ラインの先頭で長い距離を行っている分、脚はたまってました。人のペースだったんで、いつもと違う脚の使い方でした。地元で4車並んで、ワンツースリーフォーまで決まったし、まずは良かったのかなと。オールスターが終わってからも練習はできていたし、自力でも力を出し切れる準備はできています」と不慣れな番手戦もしっかりこなして結果を残した。

 2日目は本業の自力戦。番手は連係実績豊富な佐藤慎太郎で、3番手も和田圭が固める強固な布陣となれば、自慢の先行力でライン決着に導いてくれることだろう。

髙野航記者

2024年8月24日 18時39分

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