熊本競輪再建記念FⅠ『S級決勝』コメント

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地元の2人がタイトルホルダー北井に挑む
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北井佑季
地元勢の前に立ちはだかる
タイトルホルダー北井佑季に地元の緒方将樹-嘉永泰斗が挑む

 7月20日に熊本競輪がRe:スタート。22日にはA級、S級の決勝戦が行われる。S級決勝は、今年の高松宮記念杯を制した北井佑季が順当に決勝に進出。準決勝12レースでは嘉永泰斗がバンクレコードを更新して勝ち上がったが、地元のエース中川誠一郎が準決勝で敗退する波乱もあった。決勝メンバーの並びとコメントは以下の通り。

⑥緒方将樹-①嘉永泰斗-④高原仁志
②北井佑季-⑤石塚孝幸-⑦岡村潤
③山崎芳仁(単騎)

【コメント】
①嘉永泰斗「前が踏まなかったし、あそこは引けなかった。焦ってキメにいったけど、後ろがついてきづらくなりましたね。ラインで決めたかった・・・。前のレースで2人(兼本、上野)が失格していたし、緊張して変な方向に考えてしまった。(半田のバンクレコードを更新したが)サラ脚だったんで。昨日からシューズのサンをいじったりして、いい方向になった。緒方君とは初めて」

②北井佑季「僕のレースは熊本の方がいなくて、あたたかい声援をいただけました。期待に応えられる結果と走りをしたいと。初日よりも今日(準決)の方が雰囲気もわかっていたし、バンク特性も頭に入れて走ることができた。まくりになれば、3コーナーを(きついカントで)登る感じがある。400の中では直線が長い方だけど、カントがあるし、(先頭で)内を走っている方が有利だと思った。脚も明日の方が(疲れが抜けて)良くなるかなと思います。中3日だったけど、いつも通りの練習をしてきたので」

③山崎芳仁「(準決勝は)あれしかなかった。長年の経験でしたけど、嘉永が上手だった。あそこは内に降りるしかなかったです。(初日特選は)北井君のおかげですし、(優勝して500勝は)相手が強すぎですよ。一人でやります」

④高原仁志「(才迫)開が頑張ってくれて最後は申し訳なかったけど。前回から自転車を戻したのがいいのかなと。地元勢の後ろ」

⑤石塚孝幸「セッティングを戻して良くなった。北井の番手は2、3回あるけど、全部、粘られている。普段粘らない人も粘ってくるし、脚がある人に内から粘られていると競り勝っても離れますからね。すんなりでもきついのに」

⑥緒方将樹「自力。今回は決勝だけしか考えていなかった。応援とラインのおかげです。僕はここだけに絞ってきているのに、GⅠを走る人たちはすごいです。北井さんとは立川記念の初日に引きずられた。前を取ったけど、ドーンと行かれてしまった」

⑦岡村潤「神奈川勢の後ろ。(準決後に)前に北井と連係した時はゴール前で離れていったので、それが頭をよぎった。(しっかりと続いて)今回は疲れがなかったので」

小山裕哉記者

2024年7月21日 18時00分

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