清水裕友を目標に好展開を生かす

　3月9日、松山競輪開設73周年記念「金亀杯争覇戦」の初日が行われた。好メンバーがそろった初日特選は、清水裕友の先行に乗った松浦悠士が抜け出して今年２勝目を挙げた。

　「カマシか、まくりだと思っていたので、まずは、しっかり前を取って。（清水は）ちょっとロング（の仕掛け）だったけど、良いペースで回していた。でも（最終）3コーナーではきつそうな感じでしたね。（郡司が）止められない感じで来たので、踏ませてもらいました」とレースを振り返った。

　前検日に「番手を回る分には不安はない」と言っていたように、好展開を生かしてしっかりと勝ち切った。しかし、勝利の余韻には浸ることなく、二次予選以降の自力戦を見据えてこう語る。「感覚は良いけどバンクは重かった。自力になった時にどれくらい持つかってところを、明日（2日目）以降で感じたい。体重が落ちた分、ダッシュの余力はありましたね」。

　「体重は落とそうと思っていたわけではないけど、食生活を変えているんです。そうしたら3キロ落ちた。無駄なものや添加物が入っているものをとらないようにしています」とさらなる進化を見据えて食生活を見直している。今年に入り体調不良などもあったが、昨年は一年間安定した強さを見せ続けてきた男。この１勝でリズムが好転するのか、二次予選での自力勝負に注目だ。

• 選手詳細データ

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  松浦悠士 選手広島・98期