単騎の松浦悠士が技ありのV ~小松島競輪場~

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松浦悠士
的確なレースの読みが光った
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③松浦悠士は②郡司浩平の追撃をタイヤ差で退けた
S班3人が上位独占

 7月9日小松島競輪開設73周年記念「阿波おどり杯争覇戦」の決勝戦が行われた。単騎の松浦悠士は道中で俊敏な立ち回りを見せて新山響平の後ろを確保。まくった新山を交わして詰め寄る郡司浩平をタイヤで退けた。

 【松浦悠士(1着)】
「犬伏君が前を取ったので、突っ張りかなと。4番手は欲しかったですね。(郡司に)入れてもらえないとは思わずに、こだわった。自分が脚を使ってでも、郡司君にも脚を使わせようと。ホームで新山君の所に追い上げようと思ったが、郡司君を引き出すと思ってやめました。ポイントポイントで(郡司を)意識はしていました。(新山が)まくりに行く時にあそこは番手の選手に隙ができる。そこしかないと残り1周で狙っていた。最後は(郡司に)行かれたと思いましたね。昨日、きついレースをして脚に刺激が入って、ある意味、犬伏君のおかげです。今日のアップをしている時もダメージはあったけど、脚はいい張り方だった。宮記念杯で手応えをつかめて、その結果、今日獲れた。自分の感覚と自転車の進みが一致してくれた。今日でイメージができたので、今後が楽しみです。サマーナイトは得意にしているので3連覇を目指したい。選手宣誓の大役をいただいてもいますから。(SNFは)地元勢がいなくて、2年前にとって、連覇もしているということみたいです」

【郡司浩平(2着)】
「犬伏君が突っ張る気配が出ていたので、あそこは譲れなかった。(その後の展開が)ごちゃごちゃになって、終始詰まっていた。何度か、しゃくろうとしたけど、詰まって、詰まってでした。最後にあの位置だと仕掛けられずに・・・内容はちょっと・・・。ああいう展開になると、あらためて前にいないとっていうのはありましたた。ああなって抜けていないシーンは何回もあるので。今回は自力で戦えて次にはつながった。(修正点は)自転車だとわかったので、次の函館まであと4日しかないけど、練習で修正したい」

【新山響平(3着)】
「宿口さんの動きで動きやすくなったけど、犬伏君もすかさずにきて(坂本に)迎え入れてもらって行ける所からでした。きつかったけど、無理やりにでも行きました。(松浦に)後ろに嵌れられているっていうのは、まくり切ってからお客さんの声が聞こえました。(道中で)後方まで下がらずにうまくは動けた。犬伏君をまくれたのは収穫ですね。何回も波のあるペースだとフォームが崩れやすいっていうのもわかった」

小山裕哉記者

2023年7月9日 17時49分

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