抜群のスピードで後続を３車身千切ってゴール

　7月13日（土）に松戸競輪場で行われた第20回サマーナイトフェスティバルの初日特選は単騎の山崎賢人（111期・長崎）が別線の仕掛け合いを冷静に見極めながら脚をためて最終2コーナー手前から車を外に持ち出すと脇本雄太を出させずに主導権をつかんでいた北井佑季ら南関勢をまとめてのみ込みゴール線へ一番乗り。上がりタイムはこの日最速となる9秒2で、仕上がりの良さをアピールした。

　「初手は（9番手の）あの位置かなと思ってました。あとは北井（佑季）さんがどう動くかなと。僕も（仕掛けて）行こうかなってタイミングで脇本（雄太）さんも行っていた。（そのあとに自分でまくって）前もずっと踏んでいたんでタレてきていた。その分、スピード差があったのかなと。（状態は）いいと思います」

　前回の久留米記念を制している山崎賢人ではあったが「前回はラインの力で勝たせてもらったので。自力でもしっかりと戦えるように」と今シリーズに挑んでいた。初日特選でしっかり〝自力〟で強敵を打ち破ったことで自信になったに違いない。勝負の準決勝も強豪がそろい激しいレースとなりそうだが、自慢のスピードで決勝への道を切り開く。

• 選手詳細データ

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  山崎賢人 選手長崎・111期