脇本雄太が初日特選を制し人気に応える ~福井競輪場~

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脇本雄太
負けられない戦いが続く
豪脚発揮もレース内容を反省

 7月20日に福井競輪場で開設74周年記念『不死鳥杯』の初日が開催された。12Rの初日特選には豪華メンバーが集結し、地元同士の後輩である寺崎浩平を目標にした脇本雄太(福井・94期)が、最終バックストレッチ辺りから自力に転じると、寺崎をまくり切っていた眞杉匠をゴール前で捕らえて白星発進を決めた。

 「(寺崎が新山響平に叩かれて)万が一を考えて寺崎君が行きたいタイミングで行けるようにと思って眞杉(匠)君をけん制したんですけど…。完全に(寺崎から)目を離してしまって。最終ホームでは自分が勝ちに行くスタイルに切り替えました。あれはやっちゃいけないことだと思うので反省点はあります。(自分で踏み込んでからは)無理やりだったので、感覚とかはわからないですね。結果としては良かったですけど、内容としては0点なので。疲れが残っているのでケアをしたい」

 レース内容には反省が残るも、厳しい展開からしっかり勝ち切るのは流石の一言。上がりタイムも10秒7とこの日の一番時計とスピードも申し分なし。2日目は仕事人・稲川翔を背に本業の自力戦で2次予選突破を目指す。

髙野航記者

2024年7月20日 19時06分

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