脇本雄太が地元記念6V達成! ~福井競輪場~

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脇本雄太
トロフィーを持って記念撮影
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後続を突き放しゴール線を駆け抜ける脇本雄太(1番車)
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脇本雄太
ガッツポーズでファンの声援に応える
弟・勇希の想いを胸にバンクを駆け抜ける

 福井競輪開設74周年記念『不死鳥杯』は7月23日(火)に最終日が行われ、地元の脇本雄太(福井・94期)が4年ぶり6度目の当大会制覇を果たした。

 号砲とともに内枠3者がスタート取りに動くも、8番者の脇本勇希が外から一気に飛び出してスタートを取る。近畿勢が前受けとなり、新山響平は竹内智彦を背に6番手で周回を重ねる。その後ろに単騎の山田庸平、根田空史の順で回りレースが進む。残り2周の赤板にさしかかると、脇本勇希が先頭誘導員との車間を空けて、突っ張り態勢に入る。新山響平は赤板に向かって一気にスピードを上げると脇本勇希を力ずくで叩き切って打鐘手前で先頭に立つ。北日本勢を追っていた山田まで3車で出切ると、脇本雄太は最終ホーム手前でその後ろに切り替る。3番手に位置していた山田庸平が最終2コーナーからまくり上げると、脇本雄太はその動きを見極めながら、最終3コーナー付近から一気にスパート。追走していた稲川翔は離れてしまい、先まくりを打った山田庸平を最終4コーナーで捕らえると、そのまま後続を突き放し先頭でゴール線を駆け抜けた。
 
 「(初手は)正攻法しか考えていなかくて、スタートから(脇本)勇希に任せていた。1センターぐらいで(新山が)いい感じできて、これは(勇希が新山に)負けるなと思ったけど、初日特選に寺崎浩君と連係した時とと同しような感じで、冷静に対処できた。(切り替えてからは山田)庸平なら竹内さんのブロックを乗り越えると思ったし、その隙に自分が潜り抜けようと思った。レースが始まる前から勇希が緊張しているというか、スイッチが入っているような感じだったので、それを汲み取って走った。自分もいい経験になったと思う。後輩たちも伸びてきているし、今開催も皆のおかげで勝てたと思う。今度は機会があったら自分がサポートしていきたい。(今年の)前半は状態が悪かったけど徐々に上向いている。(次回はオールスターを控え)G1も取りたいし、その先にあるグランプリに気持ちを入れて臨んでいきたい」

髙野航記者

2024年7月23日 18時32分

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