山田久徳が地元唯一の白星! ~向日町競輪~

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山田久徳
決勝、そして優勝しか見ておらず、二次予選もきっちり突破だ!
「直前の練習よりも疲れが抜けてさらに脚の感じは良い」

 5日から向日町競輪場で開催されている大阪・関西万博協賛・開設74周年記念『平安賞GⅢ』は初日が終了。地元で出走した10名の中で唯一白星を挙げたのは予選メインを任されていた山田久徳(京都・93期)だ。

 初日は前を任せた貴志修己が力で出切ると山田は別線の動きをけん制しつつ、貴志の余力を判断しながらゴール前で抜け出した。
 「スタートは前からであんな感じかなと。セオリー通りの走りを貴志君はしてくれた。鐘あたりで前が良いピッチで踏んでいたけど、貴志君が脚で勝ってくれた感じ。彼を何とか残したかった。それだけ脚は仕上がっていて余裕があるので。バックで下手な斜行をしてラインには迷惑をかけた。1着以外は考えていなかったので最後は踏ませてもらった」とレースを振り返ってくれた。
 「直前の練習よりも疲れが抜けてさらに脚の感じは良い。今回は楽しみ。閃いたことがあるので試したい。明日の朝の指定練習で試してどうかって感じです。脚はかなり良いので。お客さんもすごい多かったですね」と初日を終えて自身の状態の良さに納得の表情を見せた。お客さんの多さにも驚いていたが、残り3日間、さらに競輪場に足を運ぶファンが増えてボルテージも上がっていくことだろう。

 二次予選はメインレースで競輪界最強の機動型・脇本雄太の番手回り。今シリーズにかける想いと仕上がりの良さなら差し切るシーンも見られるかもしれない。

池端航一記者

2024年9月5日 18時46分

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