和田真久留が気力で白星をつかみ取り準決勝に進出 ~平塚競輪場~

photo-102022
和田真久留
気力を振り絞り残り2日間を戦い抜く
自らを奮い立たせて残り2日間も奮闘する

 5月11日に平塚競輪場で行われた開設75周年記念『湘南ダービー』のシリーズ2日目の9レースでホームバンクの和田真久留(神奈川・99期)が深谷知広のまくりを差し切って白星をゲットした。和田は初日特選の最終4コーナーで松井宏佑に乗り上げて落車のアクシデントに見舞われていた。前回の日本選手権競輪の初日にも落車したばかりで、2場所連続のアクシデントで満身創痍の戦いとなったが、見事に二次予選を突破して見せた。
 
 「(初日落車のケガは)右半身の打ち身と擦過傷でした。前回(の名古屋で)左半身を打ったので、バランスが取れたのかな(苦笑)」と共同会見場で冗談交じりに話し始めたが、決して万全とは言えない状況の中でも自らを奮い立たせてレースに臨んだ。「新車も壊れてしまって、別のフレームに換えて。パーツも換えました。不安しかなかったですけど、深谷さん、さまさまです。体は痛いっすよ。正直、吹っ切れたというか、地元記念だからってどうあがいてもしょうがないなって。ケガの痛みもありますし、正直、地元記念じゃなかったら欠場も考えていたと思います。でもなるようにしかならないと思って、もう気力だけですね。気合と根性、その二つであと2日頑張ります」

 前検日には「平塚は選手も多いですし、地元記念を毎回走れることは当たり前じゃないと思うんで。(平塚記念は)平塚の選手である以上、誰しもが獲りたいと思ってきていると思うので、頑張ります」と話していた和田。G1開催が2年連続で平塚で行われたため、『湘南ダービー』は3年ぶりに開催されている。久々に行われるホームバンクの記念シリーズで、誰よりも気持ちが入っている和田が決勝進出を目指してシリーズ3日目の準決勝突破を目指す。

細川和輝記者

2025年5月11日 22時03分

開催情報

ページトップへ