S級初優勝は目前 ~小倉競輪場~

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野口裕史
レース後の検車場でインタビューに応える様子
パワーをうりにした先行が持ち味

 8月17日(月)から開催されている小倉ナイターF1シリーズに野口裕史(千葉・111期)が参戦している。デビューから徹底先行のスタイルを貫き、初出走から約3年を迎えた今期は競輪界トップクラスのS級1班に在籍。F1シリーズでは決勝の常連として存在感を高め、今シリーズはオールスター組が不在でS級初優勝への期待もかかる。

 前検日には取材陣に囲まれると
「中々優勝できないですね。いつも決勝では勝ち切れなくて。まずは三日間自分の走りをしていきたいですね」と心境を吐露するも、自分のスタイルを貫くのがこの選手の持ち味。

 初日特選を逃げ切りで快勝し、準決勝は別線の包囲網を不慣れなまくりで突破し連勝。決勝を前にして
「いつも決勝では脚が残っていないんですけど、準決で踏む距離が短かったので脚は残っている。初優勝を意識し過ぎず、いつも通り自分のレースをしてその先に結果がついてくればいい」
 
 注目の決勝戦は9レース(20時35分発走、エンジョイ投票サイトでの締切時刻は発走5分前)におこなわれる。決勝戦も南関勢の先頭で颯爽と風を切り、S級初優勝を自らの手で掴むか注目だ。 

及位然斗記者

2020年8月18日 21時30分

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