平原康多が400勝 ~松戸競輪場~

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平原康多
ガッツポーズを決めて写真撮影
節目達成は通過点

 松戸競輪場開設70周年記念『燦燦ダイヤモンドカップ(G3)』の3日目、準決勝8レースで平原康多(埼玉・87期・SS)が、通算400勝のメモリアルを飾った。02年8月5日に西武園でデビューし、同日の予選で初勝利を挙げてからおよそ18年で節目の400勝。09年に高松宮記念杯競輪と競輪祭を制してトップの仲間入りを果たすと、続く10年には高松宮記念杯競輪を2連覇。そして13年に全日本選抜競輪、14年、16年に競輪祭、17年に全日本選抜競輪を優勝と、これまでに7つのG1獲得。今年はまだタイトル獲得こそないが、賞金ランキング4位(8月24日現在)と常に競輪界の最前線で戦っている。

 「相手もああいう風にしてくるなとは思ってたけど、あんなに早くから始まるとは思わなかった。打鐘過ぎぐらいからけっこうキツかったんで、あとは相手の動きを見てどう動くか集中していました。岩本(俊介)は絶対来るなと思ってたけど、タイミングによってどうするかの判断だった。あれを合わせるのは無理だけど、萩原(孝之)さんまで行かせると朝倉(佳弘)君にチャンスがなくなるので、何とか踏みながら捌いた感じ。初日が悪すぎたんで、それを踏まえて1日、1日修正できているかなと思う」と準決勝のレースを振り返った。

 「正直、400勝とか何勝とかのこだわりはなくて、気にもしていなかった。開催でしっかりと走るのが目標なので、それに尽きる。ここからはじわじわと(勝って)いきます(笑)」と節目の400勝を飾ったが、喜ぶどころか、通過点と言わんばかりのあっさりとした表情。今開催を優勝すれば、通算24回目のG3制覇。それも本人にとっては単なる通過点だろうが、決勝戦でも熱い戦いを期待したい。

池端航一記者

2020年8月24日 20時00分

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