9月2日（水）に最終日を迎えた久留米FIナイター最終9レース決勝戦で嘉永泰斗（熊本・113期）が豪雨の中、篠原龍馬（高知・89期）を叩いての豪快なカマシ逃げで押し切って優勝。7月広島FIIモーニング、8月別府FIIミッドナイトに続く3場所連続での完全優勝を決めて、8月3日付けでS級特別昇級を決めた。
　嘉永は、前期A級の競走得点トップ。昨年の立て続けのアクシデントで、S級で活躍する同期に遅れを取った分を1日でも早く取り戻すべく今年は怒涛の快進撃を見せている。出場が確実視され、S級に特別昇級を果たすチャンスだったレインボーカップが中止となった事に奮起し、7月武雄FIIミッドナイトで3場所連続完全Vでの特別昇級を目指したものの、連勝は8でストップ。また一からやり直しとなったものの、直後の場所から今度は3場所連続完全Vをきっちり決めてみせたのだからレベルが違う。“落ち着いてレースできるようになった”とケタ違いのスピードで敵をねじ伏せる走りが初のS級でもどこまで通用するか見ものだ。
　なお、3場所連続完全優勝での特別昇級は、6月5日に小原丈一郎（青森・115期）が青森競輪場で達成して以来で、今年5人目の記録となる。

• 選手詳細データ

• 
  嘉永泰斗 選手熊本・113期