兼本将太が特別昇班 ~久留米競輪場~

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兼本将太
同期のライバルと切磋琢磨しながら上を目指す
まくりで同期対決を制す

 久留米ナイター競輪最終日の1月18日、A級チャレンジ10レース決勝戦でルーキーの兼本将太(熊本・117期)が優勝。12月の和歌山、小倉で2場所連続の完全優勝を遂げ、昨年最終戦の同月広島レインボーカップ・チャレンジファイナルでは4着に敗れたが、仕切り直しの今シリーズで完全優勝を達成してA級2班への特別昇班を果たした。

 レースは後ろ攻めから押さえて先頭に立った兼本ペースを緩めているところを仁藤秀(静岡・117期)が最終ホーム前に叩いて主導権を握る。マークの奥山雅士(静岡・65期)が離れながら追いかけ、3番手で態勢を整えた兼本は2コーナーからまくり上げると車間を詰める勢いで仁藤を豪快に抜き去った。

 同期の熊本勢は7人いるが、特別昇班は兼本が5人目となる。松岡辰泰(熊本・117期)は今月7日にS級特進を決めている。先をいく同期のライバルに追い付くためにも1、2班戦で勝ち星を積み重ねる。

笠原裕明記者

2021年1月19日 10時37分

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