荒井崇博が5度目の地元GⅢ制覇 ~武雄競輪場~

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荒井崇博
賞金ボードを高々と掲げる荒井崇博選手
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勝利を確信し、雄叫びをあげなから拳を突き上げる
自力戦で掴んだ戴冠

 11月28日(日)に最終日を迎えた第2回施設整備等協賛競輪『飛龍賞争奪戦』は、今シリーズの主役である地元の荒井崇博(佐賀・82期)が豪快なまくりを決めて5度目の地元GⅢ制覇を飾った。

 レースは前受けの坂本貴史が赤板で上昇した原田研太朗を突っ張り、原田が5番手まで下げると上田尭弥が打鐘を目掛けて一気にカマして出る。坂本は番手に飛び付けず、松岡貴久も捌けず4番手まで下げると最終ホームは隊列一本棒で通過。6番手で脚をためる荒井は2コーナー過ぎから怒涛のまくりで逃げる熊本勢に迫ると、番手まくりで抵抗する松岡辰泰を飲み込み2年ぶりの地元GⅢ制覇を決めた。

 荒井は優勝者インタビューで「ハラケン(原田研太朗)に取られたらしょうがないと思っていたけど、熊本には勝ちたかった。坂本貴史が突っ張って飛び付くのか見ていたが、いい方いい方にいってくれた。ハコでもつれてくれればもっと良かったけど。坂本貴史と削り合って4番手よりもあの位置の方が良かったかな。(車が)出たね。天才かと思った(笑)。二段駆けで合されて9着ならしょうがないし、その方がお客さんも納得してくれるでしょう。地元で力が出せたと思う」とレースを振り返り、喜びの声を聞かせてくれた。

 今後の抱負を聞かれると「とりあえずいつまで続くか分からないけど、1年でもS1に入れるように頑張ります。とりあえず(中川)誠一郎や(井上)昌己が強いうちは自分も落ちれないですね」と長らく九州をけん引してきた仲間と共に、これからもトップ選手として九州勢をまとめあげていく。

及位然斗記者

2021年11月28日 18時12分

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