完全復活を目指す柴崎淳 ~佐世保競輪場~

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柴崎淳
誰もが完全復活を待っている
大怪我から復帰して1年

 佐世保競輪開設71周年記念『九十九島賞争奪戦』は23日(木)に初日が行われた。一次予選6Rでは、柴崎淳(三重・91期)が中西大のまくりを差し切って白星スタートを切った。
 初日のレース後はスッキリとした表情でインタビューに応えた。
 「ジャンから行ってくれて、自分は余裕はありましたね。(12月)取手の準決で、中西君とは失敗している。だからもう失敗できないって気持ちはありました。欠場もあって配分が空いたんですけど、自分の状態を見つめ直して吹っ切れた部分がある」
 柴崎は昨年9月の落車で腰椎骨折の大怪我を負い、約3カ月の長期欠場を余儀なくされた。復帰後はF1戦で2V、6月福井G3で優勝を飾るなど、順調に復調の道を歩んでいるかに思われたが、11月の地元記念で落車。万全とは言い難い状態だろう。だが、万全とは言い難いからこそ初日の1着は大きな意味を持つ。
 「ケガをした影響は大きいし、それにプラスして落車ですからね。落車で骨盤をやったところを、また打撲して激痛が走った。痺れだって取れないですよ。でも、今回は自分の中で考えがあって、練習を強めてきました。自力想定の練習しかしてきませんでした。これ以上点数も下げられないし、このままじゃ終われない」
 メラメラと燃える闘志がある限り、何度でも柴崎は復活する。

熊谷洋祐記者

2021年12月23日 19時11分

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