柴崎淳のスピードが光った ~青森競輪~

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柴崎淳
中部のスピードスターに復活の予兆
連日の先行策で復調をアピール

 青森競輪F1ナイターは10月26日(水)に決勝戦が行われる。初日特選から先行策で魅せている柴崎淳(三重・91期)からは、完全復活の兆しが見える。

 初日特選は後ろの縺れもあって4着。レース後は「寒すぎて掛かり切らなかった。後ろは大渋滞だし、(吉田)敏洋さんに申し訳ないと思って駆けてた。でも、4着には残りたいと思ってたし、自分のやりたい競走はできた」と、たしかに手応えを感じていた。準決勝は打鍾まで恩田淳平にフタをされる展開。恩田が切ったところすかさず巻き返すと、志智俊夫と2車で後続をぶっ千切った。
 「恩田君も切って流したんでね。ちょうど流したところで踏み込んで、人のスピードを貰えてスピードの乗りはよかった。初日でアタリは付いていたし、あのまま後ろで見ていてもしょうがないと思って。寒くなきゃもっとスピードは出てたと思う」

 度重なる落車の影響で、腰痛はもはや持病と化している。極端に気温の低くなるこの時期の青森は「余裕で腰に影響ある」と包み隠さず語っていた。連日の先行策からはその影響を全く感じさせない。
 「寒さはアップを長めに取って対策してますね。ローラーに長めに乗ったり。あとは、ストーブにずっと当たってる(笑)。先行はレースの流れでそうなってるけど、自分が後輩の番手に付いた時には、後輩たちは結構みんな先行してくれるんですよね。やっぱり、自分が自力の時のレースがあってこそのそういうレースだし、そこはしっかりやっていきたいので」

 決勝戦は南関勢が二段駆け態勢。好調時のスピードをもってすれば、楽々粉砕したっておかしくないだろう。

熊谷洋祐記者

2022年10月25日 21時53分

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