原田研太郎が破竹の9連勝 ~豊橋競輪場~

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原田研太朗
二次予選では本来の自力戦で実力を誇示する
勢いそのままに激戦の初日特選を制す

 豊橋競輪開場72周年記念『ちぎり賞争奪戦』は1月20日(木)に初日が行われた。S班3名が顔を揃えて激戦が予想された初日特選12Rは原田研太朗(徳島・98期)が制して、12月防府F1シリーズの2日目から続く連勝を9に伸ばした。

 F1戦を3連続V、目下8連勝中と勢いに乗る原田は絶好調。その要因を「去年の小松島バンクの改修が終わって、半年前くらいからバンクでしっかり練習できるようになったのが大きい」と話していた。初日特選はS班の清水裕友(山口・105期)に前を任せてのレース。清水が郡司浩平を一気に叩くと、番手から有利に抜け出した。「今日は恵まれたっすね。清水君のスピードがよかったし、バックで上に上がって駆けたりしていたから風を受けてキツかった」と振り返る。最近は人の後ろを回る事が多いとはいえ、まだまだ不慣れな部分もある。初日の反省点をこう話した。「後ろに郡司君がいるとは分からなくて。後ろを見たら郡司君であれって感じだった。高原さんが後ろにいるなら、あのタイミングで踏んでもよかったんですけど、後ろに別線が入っているならならもう少し我慢して踏まないと。清水君を庇い切れなかった」。ただ、好調な人間に展開まで向くのはよくあること。それをきっちりモノに出来たことは大きいだろう。
 初日は誰もが寒さと強風に手を焼いたが「小松島もこんな感じなので」と笑った原田が、文字通り今節の台風の目となりそうだ。

熊谷洋祐記者

2022年1月20日 19時20分

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