原田研太朗が連勝 ~伊東温泉競輪場~

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原田研太朗
白星量産で復調ムード
同県の後輩たちとのなかで

 伊東競輪場で開催されている開設71周年記念「椿賞争奪戦(G3)」は、12月17日の2日目に二次予選の7個レースで勝ち上がりが争われた。地元勢は岡村潤、深谷知広、渡邉雄太、大石剣士の4人が準決にコマを進めた。初日特選で単騎ながらも高配当をメイクした原田研太朗(徳島・98期・S1)は、二次予選一発目の6レースに登場した。原田は後方に置かれたものの、最終2コーナーから仕掛けるとエンジンの違いであっさりと前団をのみ込んだ。
 「(3番手から)大石(剣士)君が仕掛けてくれたんで、僕もいい感じになりました。連日、踏み込んだというより、吸い込まれていた。昨日(初日)も思ったよりタイムが出ていた。冬のわりには脚が回っているのかなと」
 初日特選に続くまくりで連勝を遂げた。前回の武雄G3でも無傷の3連勝で優出。直近の3場所(今シリーズを含まない)では7勝の固め打ちと乗れている。
 「気持ちの面でクサっていた自分もあった。何年に1回かこういうのがあるんですけど、今回は長すぎるしヤバいかなって。体調面が悪かったっていうのもあった。ただ、徳島は若手がすごく育っていい練習環境なんで、自分の気を引き締めてやったら、昔の感じが戻ってきた。」
 通算のビッグ優出は数えること12回。タイトルも時間の問題と思われたが、11月の競輪祭では出場権利さえも手にすることはできなかった。それだけに競輪祭組のいない武雄G3では、思うところもあっただろう。
 「先輩には(いい時と悪い時の)ふり幅がデカすぎるって言われます(笑)。若手と練習をやって、(最近は)踏む距離も長くなってきた」
 3日目の準決(12レース)は、シリーズ2度目となる新田祐大との顔合わせ。つかんだ手応えを確かなものにするためにも、3連勝が原田にとっては何よりも自信になるだろう。

竹内祥郎記者

2021年12月17日 19時42分

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