持ち味の鋭いまくりで節目勝利

　1月28日に名古屋競輪場でF1ナイターシリーズの初日が開催され、8RのS級予戦に出走した原田研太朗（徳島・98期）が通算500勝を達成した。なお、通算500勝の達成は、坂上樹大選手（石川・80期）以来通算53人目（男子選手では49人目）の記録となる。
　
　レースは後ろ攻めとなった原田が赤板で小森貴大を押さえて先頭に立つ。その動きを追った宮崎大空が中団外併走から打鐘でインを切ると、小森が打鐘3角からスパートを開始。最終ホームでは小森が出切るも、番手の山内卓也のところに宮崎が飛び付き前団がもつれる。後方で脚を溜める原田は2コーナーから一気にまくり上げ、最終2センターで逃げる小森を捕らえると、そのまま後続を突き放し先頭でゴール板を駆け抜けた。
　
　2013年7月にS級1班に昇班すると、その後はグレード戦線でも奮闘し長らく一線級で活躍。昨年は低迷する時期もあったが、近況は徐々に勝ち星が増え復調の兆しを見せており、今年は復活に期待が懸かる。

• 選手詳細データ

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  原田研太朗 選手徳島・98期