ニュースタイル確立へ想いを語る原田研太朗 ~京王閣競輪場~

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原田研太朗
新たなスタイル確立を目指す原田研太朗選手
覚悟を持って新たな一歩を踏み出す

 10月29日(土)から京王閣競輪場で開催される『ゴールドカップレース』の初日5レースに追加参戦の原田研太朗(徳島・98期)が登場。前回の寛仁親王牌ではG1で久々となるシリーズ2勝の活躍と復調ムードの中にありながらも、番手を回った時の自分自身の不甲斐なさ、もどかしい想いは募るばかり。前回最終日に清水裕友にハグれてしまったレースを最後に、新境地開拓へ決断を下した。

 「これからは単騎でも自分でやります。ゲンさん(野田源一)じゃないですけど、単騎でも自分で1着を狙うスタイルでやっていこうって決めたんで。小倉(竜二)さんとも話をさせてもらって。どうしても自分がハコを回るとラインが崩れてしまうじゃないですけど、番手を回らせてもらっても結果的に迷惑をかけてしまうんで。前回の最終日もそうでしたけど、終わってから真剣に考えて、小倉さんともまた話をさせてもらって。今後はどうあれ自分は先頭でって決めたので単騎でやりたい。網谷(竜次)さんと森安(崇之)さんにも気持ちは伝えました」。

 原田の意志は固い。中四国地区はもちろん、今後は同県の後輩といえども別線で戦うこともいとわないと言う。
 「デビューしてからこうやって意志表示することも今までなかったんで。もし同県の後輩が一緒だったとしても、そこはもう決めた以上はもちろん自分で。さびしい気持ちとかもあるんですけど、単騎になっても自分でやります。ゲンさん(野田源一)みたいに位置取りができればいいんでしょうけど、自分はちょっと苦手なんで(苦笑)。でも逆に後方からのまくりは自分の魅力でもあると思うんで。やっぱり最初が肝心だと思うんで頑張りたい」。
 
 位置取りを苦手とする原田にとって単騎戦は大きなリスクを背負うことになったとしても、それはもちろん覚悟の上。得意のまくりを主戦法に通算469勝を積み重ねてきた脚力を武器に、新たな一歩を踏み出す。

細川和輝記者

2022年10月28日 17時55分

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