北井佑が特別昇級へまい進 ~川崎競輪場~

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北井佑季
自己のスタイルを貫いて特進を目指す
地元の後押しを受けて

 川崎競輪ナイターF2は7日(月)に2日目を迎える。地元の北井佑季(神奈川・119期)は特進へ向けて視界良好だ。

 北井は12月佐世保記念で行われたレインボーカップチャレンジを制してA級1、2班に特班し、そこから1月小田原、同月大垣を連続完全優勝。とんとん拍子でS級特進へのチャンスをつかんだ。
 「かなり良い流れでこれましたし、追加で地元の川崎が入ったのも何かの縁。今回は特進を狙ってきました。調整もバッチリですね。川崎バンク自体は初めてで、練習でも走った事がないんです。でも、普段は強風と思いバンクで有名な立川で練習していますし、どこの競輪場を走っても軽く感じるんですよね」
 地元での特進に向けて気合十分で臨んだ初日は、突っ張り先行で逃げ切り勝ち。地元同士の三住博昭(神奈川・61期)と、畠山裕行(神奈川・82期)とのライン上位独占を果たした。
 「今日(初日)はとにかく後ろの大先輩を競らせないように駆ける事だけ考えていました。前を取ったら、行ける所まで駆けようと思っていました。やりたいレースはできましたね。変な緊張もなく、いつも通り走れました」
 三住も「好きに走ってくれていいのに。特進がかかっているのに、2周先行ですよ。嬉しかったし、連れていってもらった」と北井に感謝しきりだった。結果だけでなく、内容も完璧なレースを披露した北井が、地元の後押しを受けてS級へと駆けあがる。

熊谷洋祐記者

2022年2月6日 22時19分

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