松浦悠士は立て直しに成功 ~宇都宮競輪場~

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松浦悠士
準決もS班の威厳を示す
ダービーの悪夢を払拭

 開設73周年記念宇都宮ワンダーランドカップ争奪戦は2日目が終了。二次予選9レースでは、松浦悠士(広島・98期)が力強いまくりで前団を飲み込み白星を挙げると、レース後は納得の表情と、安堵の表情の二つの顔を見せた。

 「伏見(俊昭)さんが金子(幸央)君に捌かれて落ち着く前に仕掛けないと、金子君の二段駆けもあるからその前に乗り越えたかった」と、初日特選を走り終えた直後は「走り方に反省点がある」と話していたのが、二次予選後は納得の表情を見せてくれた。「今日はかなり良かった。金子君に引っかけてバランスを崩したが、自転車と体がマッチしているから踏み切れた。毎朝、吉本(哲郎)さんと指定練習でモガいているのも良いのかな」と状態面も申し分なし。
 写真撮影後は「実はここに来る前に、二次予選で敗退する夢を見たんですよね。ただ、シチュエーションが違って、平原さんや、守澤さんがいたんですけど」と正夢にはならずに安堵の表情を見せていた。ダービーの敗戦を引きずることはしないが、今開催は前検日からどこか普段とは違う雰囲気が流れていた。やはり松浦には、暗い表情は似合わない。普段のスマイルが、松浦に戻ってきた。

池端航一記者

2022年5月20日 18時51分

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