平原康多が連勝でダイヤモンドレースの切符を手に ~小倉競輪場~

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平原康多
新車がマッチして連勝で一次予選突破に成功
新車に乗り換えて前回の四日市記念から一変

 11月23日(水)にシリーズ2日目を迎えた第64回朝日新聞社杯競輪祭は一次予選2の4個レースまでが終了。シリーズ3日目までかけて行われる一次予選1、2の合計ポイントで4日目以降の勝ち上がりが割り振られるが、大会3度の優勝実績を誇っている平原康多(87期・埼玉)は2日目の日程が終了時点で、唯一の連勝でダイヤモンドレースへの権利を獲得した。

 2日目の6レースに出走した平原康多は初手で前中団に構えて、残り2周過ぎに切りに動こうとしたが、別線の動きに苦しめられて結果的に後方に立ち遅れる苦しい展開に。最終ホーム過ぎに外に浮いていた井上昌己を掬って最終2コーナーから車を外に持ち出したが、松坂洋平と仕掛けるタイミングが被ってしまう。最終バックで松坂にスイッチする形から追い込んで白星を挙げたが、悔しそうにレースを振り返った。
 「あの並びになったら一回は切らないとなって思ったんですけど切らせてもらえなかったですね。踏んだりやめたりで頭もごちゃごちゃになって。松坂君に見られてしまって合ってしまって、その上をいけなかったですね。悔しい部分はある。(1着を取れたのは)運だと思います。正直、初日の方が良かったんですけど、展開も全く違うので。タイムは今日の方が良かったんですけどなんとも言えないですね」

 思い通りにレースは運べなかったものの、さすがの対応力で見事に勝ち切って人気に応えた。
 
 シリーズ3日目は一日休みとなり、「まだ修正するところはあるので、もう少し自転車と体のマッチングをよくできたらなって思っているので調整します。長丁場なので、とにかく決勝を目指して先につながるように」と後半戦に向けて体と自転車を整える。
 
 郡司浩平(99期・神奈川)、中本匠栄(97期・熊本)、南修二(88期・大阪)は21ポイントで並んでいる。昨年は21ポイントがダイヤモンドレース出場へのボーダーラインであったが、今年は果たして…。残りの一次予選2の結果次第で二次予選A、Bへの勝ち上がりも決まる。シリーズの折り返しとなる3日目に登場する選手の動向にも注目したい。
 

細川和輝記者

2022年11月23日 22時40分

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