平原康多が節目の500勝を達成 ~玉野競輪場~

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平原康多
レース後に行われたセレモニーで花束を手にポーズを決める
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仲良く500勝ポーズを決める森田優弥(左)と平原康多(右)
同県の森田優弥とのタッグで別線攻略に成功 

 3月1日(金)に玉野競輪場で行われた『瀬戸の王子杯争奪戦』のシリーズ2日目8レースで平原康多(埼玉・87期)が通算500勝を達成した。昨年は怪我に悩まされた一年で、今年は10年ぶりにS班から陥落。それでも気力は衰えることがなく、年頭からさまざまな自転車を試しながらようやく煮詰まったフレームとセッティングで今シリーズを迎えていた。初日特選から連勝での節目達成を勢いよく準決勝に臨む。

 「(500勝を達成しての率直な感想は)歳をとったなって(笑)今日のレースは車番が悪かったのでかなり不利な展開になるなって思っていたんですけど、森田が頑張ってくれたと思います。大方の予想でああなるなって腹を括っていたのが良かったんじゃないですかね。(森田が)めちゃくちゃすげーダッシュでした(笑)自力(の東矢)選手が後ろに入ったので、後ろを連れてこられると厳しいなって思っていたんですけど。うまくけん制できたのかはわからないですけど、ワンツーが決まって良かったです。前回と同じ自転車ですけど、セッティングをさらに煮詰めたのが上向いた要因だと思います。やっぱり記念の初日特選はG1選手がいる中での1着なので。自信になりましたね」
 
 ラインを大切にしてきた平原康多は、今の森田優弥を自分自身に重ねる。
 「2着も3着も1着だと思ってやってきましたし、森田もそういう競走をしてくれるので頼もしいですよね」

 もちろん、まだまだ500勝は通過点。輪界のレジェンド神山雄一郎は900勝を超えている。次の1勝を目指して戦い続ける。
 「神山さんや、武田(豊樹)さんは別格なので。でもそういう人たちが近くにいてくれたので環境は最高だったと思います。ここからまた始まりだと思って頑張ります」

細川和輝記者

2024年3月1日 15時06分

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