佐々木豪は二予快勝も不満顔 ~高知競輪場~

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佐々木豪
四国地区の大会で気合は十分
代替フレームに苦戦

 開設74周年記念『よさこい賞争覇戦』は、12日(金)に二次予選が行われた。6レースは佐々木豪が5番手まくりで快勝。意気揚々と準決勝へと進めるかと思いきや、本人の手応えは納得できるものではなかった様子。

 2角5番手まくりで快勝。準決勝に向けて勢いに乗っていきそうに思われたが、上りタイムを聞いた佐々木は「14秒1かあ。カカってないですね」と、微妙な表情を浮かべる。前回のウィナーズカップの落車で、エースフレームが破損。今回はいつもと違うフレームに乗っているが、そのフレームに対応し切れていないようだ。独特の言い回しで乗り心地を表現する。

 「このフレームは柔らかいんですよ。前のフレームは硬くて、パっパって感じで踏み出せるのに、今回のは柔らかいからグニャグニャ。ここに来る前に、このフレームの乗り方を練習してきたけど、どんだけ練習してきても、体はエースフレームの乗り方を覚えちゃってる。ちょっと対応するのが難しいです」

 ただ、今回のフレームにも長所はある。そこを生かし切れるかは、乗り手の腕の見せ所だ。

 「グニャグニャだからまくりの踏み出しは良くないんだけど、(末の)粘っこさはこっちのフレームの方が良い。それと、競輪向きな感じがしますね。位置取りとかの動きは、このフレームの方がやりやすいと思います」

 準決勝は10レースに登場。1番車を得たのは大きなアドバンテージだ。車番と、自転車の特性を生かして、決勝戦へと勝ち進む。

熊谷洋祐記者

2024年4月12日 18時55分

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