中野慎詞、内野艶和らがメダルを獲得!! ~2023世界選手権トラック~

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中野慎詞
世界選初出場でケイリン銅メダル獲得 『(公財)JKA提供』
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内野艶和
エリート大会で待望のメダル獲得 『(公財)JKA提供』
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窪木一茂
2年連続で銀メダル獲得(左) 『(公財)JKA提供』

 8月3日~9日にイギリス・グラスゴーで『2023世界選手権トラック』が開催された。翌年に迫ったパリオリンピック出場枠獲得のためにも重要となるこの大会に、ナショナルチームからは19選手が派遣された。エース格の佐藤水菜(神奈川・114期)の調子が一息で、3大会連続での女子短距離種目でのメダル獲得はかなわなかったが、中距離種目では窪木一茂(福島・119期)がスクラッチで銀メダル、今村駿介(チームブリヂストンサイクリング)がオムニアムで銅メダル、内野艶和(福岡・120期)がポイントレースで銅メダルを獲得。そして、大会最終日の9日には中野慎詞(岩手・121期)がケイリンで銅メダルを獲得した。

 窪木は2年連続の銀メダル、今村の世界選手権オムニアムでの銅メダルは日本史上初。内野にとっては自身初となるエリートクラスの銅メダル。この種目では2015年に上野みなみが銀メダルを獲得して以来、日本チームとしては8年ぶりとなるメダル獲得だった。中野は世界選初出場で、出場種目はケイリンのみだったが、世界の怪物を相手に快挙を達成。また、「世界選手権自転車競技大会個人種目金メダル獲得者、ケイリン銀・銅メダル獲得者(開催時S級在籍)」という選考基準を満たしたことで12月28日に立川競輪場で実施される「ヤンググランプリ2023(GII)」の出場権も獲得した。

 なお、出場したナショナルチームメンバーの成績は次の通り。
【短距離】
小原佑太=チームスプリント6位
長迫吉拓=チームスプリント6位
寺崎浩平=スプリント14位
太田海也=チームスプリント6位、スプリント6位、ケイリン8位
中野慎詞=ケイリン銅メダル

太田りゆ=スプリント17位、ケイリン11位
佐藤水菜=チームスプリント10位、スプリント16位、ケイリン13位
梅川風子=チームスプリント10位、スプリント21位、ケイリン23位
酒井亜樹=チームスプリント10位、500mTT21位

【中長距離】
橋本英也=チームパシュート8位、エリミネーション13位
窪木一茂=チームパシュート8位、マディソン12位、個人パシュート15位、スクラッチ銀メダル
今村駿介=マディソン12位、オムニアム銅メダル
兒島直樹=チームパシュート8位、ポイントレース7位
松田祥位=チームパシュート8位、個人パシュート22位

梶原悠未=チームパシュート11位、マディソン8位、オムニアム8位
内野艶和=チームパシュート11位、マディソン8位、ポイントレース銅メダル、スクラッチ6位
垣田真穂=チームパシュート11位、エリミネーション13位
池田瑞紀=チームパシュート11位
古山稀絵=個人パシュート22位

権田浩一記者

2023年8月11日 19時16分

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