凱旋の脇本雄が魅せる
グランプリシリーズを盛り上げる恒例のオールS級戦は、凱旋帰国となる脇本雄太が大観衆を沸かせる。脇本はチリで行なわれたワールドカップ第4戦のケイリンで金メダルを獲得。競技の方に力を入れているので、競走への出場機会は多くないが、走れば持ち前の快速先行、まくりで強烈インパクトを残す。最後方からのまくりで、渡邉一らを千切って圧勝したオールスターのオリオン賞のような豪快な一撃に期待したい。
最近の競走成績を重視なら、吉田敏洋からだろう。今年は高松宮記念杯での落車骨折が痛かったが、復帰後は予想を上回る回復ぶりで、F1戦を3V、親王牌を優参とパワーを見せ付けている。ここもライバル達をねじ伏せてしまうか。
和田真久留を筆頭に地元勢も譲れない一戦。11月防府で記念初Vとレース運びに進化を見せる和田は勝って、新年の飛躍に繋げたい。
また、12月伊東記念を制した早坂秀悟に成田和也の北コンビもV争いに参戦だ。