• 平塚競輪場 KEIRINグランプリ201712/28〜12/30


ヤンググランプリ シリーズ展望

成長著しい太田竜

 ヤンググランプリ2017はハイレベル。G1大会で決勝進出、G3優勝など、G戦線で主役級の活躍を演じている選手がそろっている。SS班候補生による力比べは熾烈を極める。見逃せないレースだ。

太田竜馬

太田竜馬

 ここに来て機動力を猛アピールしているのは太田竜馬だ。11月は防府記念1着、久留米は3連勝、そして競輪祭では着と3連対。更に12月伊東記念1着では、あわや完全Vの激走を演じており、先行主体の競走で他を圧倒している。ここのところ勢いは加速するばかりで、とどまるところを知らない。このレースは先輩期の優勝が多いが、充実ぶりを買って中心視した。

 G1大会で存在感を示している吉田拓矢も有力な優勝候補。今年は高松宮記念杯でG1初優参を果たすと、親王牌着は一次予選敗退も3勝を挙げた。そして競輪祭着の準決は、逃げて新田祐のまくりに屈したものの、負けてなお強しの印象だった。自力攻撃の破壊力は太田に引けを取らないので、力を出し切れれば単十分。 すでに記念Vの実績がある新山響平も好勝負が見込める。12月伊東記念の準決は原田研、郡司浩ら相手に逃げ切ると、決勝も果敢に主導権を握り、早坂秀の記念初Vに大きく貢献した。昨年は無念の落車に終わっただけに、今年は昨年の分までの思いで優勝を目指そう。

 着実に力を付けてきた小川真太郎も侮れない。ここ数場所はF1戦が多いとはいえ、予選、準決は連を外していない。同県太田と連係して勝機を見出す。吉田、山岸佳太、鈴木竜士の茨城勢はどう出るか。3人で並ぶのかもはっきりしないが、展開の鍵を握っている。

出場予定選手

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